鍼灸治療とは
血行改善を主として色々な痛みの除去や不調を整える治療法です。肩・頚・腰の痛みやコリは血行障害といわれています。鍼灸治療により血行が改善されるため筋肉や関節の痛みなどの整形外科領域には大変有効な治療法です。また血行が改善されることで消化器系などの内科疾患、婦人科系疾患、呼吸器系疾患、小児科系疾患にも有効とされています。
血行改善のメカニズム
鍼治療では髪の毛ほどの細い鍼を用いて皮膚や筋肉組織に小さなキズを付けます。
治療を受ける方の身体の状態や目的の筋組織により鍼の刺入深度を決定します。
深度が浅ければ皮膚や周りの組織に、深度が深ければ筋組織や周りの組織に微細なキズが付きます。
組織の一部が損傷した場合、身体の中では元の状態に戻る様に一連の修復反応が起こります。その修復反応に関連して鍼を刺入した周辺の血流が促進され血行不良が改善されます。
経脈・経穴
身体には目に見えない気や血が流れる道路(経脈)が12本+8本、全部で20本あります。その経脈上に300以上の経穴「ツボ」と呼ばれるものがあります。
その経脈はよく耳にする六臓六腑をまとっています。各臓器や経脈の滞りなど異常があると反応点として経穴「ツボ」に何かしらの反応が現れます。
鍼灸治療では障害のある経脈や反応の出ている「ツボ」に鍼を刺し刺激を与えることで臓腑や経脈にアプローチを行う治療です。痛みを感じている部位に鍼を刺したり、遠位部に鍼を刺すことで「ツボ」を利用して治療します。例えば腰の痛みの場合足に、肩の痛みの場合には腕に鍼を打ち「ツボ」や経脈を刺激して症状の緩和、疼痛の除去、臓器に元気を与える治療です。
この様に鍼灸治療は治る「キッカケ」を与えその方の持つ「自己治癒力」を最大限に生かす治療法です。
鍼灸治療の適応疾患
慢性的な痛み~疼痛緩和
- 肩こり・腰痛・関節痛・腱鞘炎・五十肩(肩関節周囲炎)・偏頭痛・筋緊張性頭痛
- こむら返り・むちうち
急性的な痛み~スポーツ障害等
- ギックリ腰・寝違い・顎関節症
- 足関節捻挫・テニス肘・野球肘
- 野球肩
神経痛
- 坐骨神経痛
- 下肢へのしびれ、神経痛
- 肩~手、指へのしびれ、神経痛
産婦人科疾患
- 更年期障害・生理痛・月経不順
- 不妊症・冷え性・逆子
小児科疾患
- 夜泣き・疳の虫・小児喘息
季節的疾患
- 花粉症・夏バテ・食欲不振
- 気管支喘息・アレルギー
その他
- 気管支炎・風邪及び風邪予防
- 胃弱・便秘・下痢・歯痛
- 歯肉炎・高血圧・低血圧
当院では以下の治療も行っております。
- 吸玉治療(カップリング)=血行改善や血液の浄化
*吸った痕が1週間〜10日程度残ります。(個人差があります) - 電子温灸治療=電気の力で温め、鍼の機械的刺激と電子温灸の温熱刺激による血行改善を促進。
- パルス治療=刺入した鍼に電気を流すことで組織の活性化や、筋肉を収縮させることにより筋ポンプの働きを利用して血行改善を促進。
*鍼灸治療をやらない場合でも吸玉治療(カップリング)と電子温灸治療は実費各500円で行うことが出来ます。
▼初検料 | ▼大人 | ▼中・高生 | ▼幼・小学生 |
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1,000円 | 4,500円 | 4,000円 | 3,000円 |